百年書房で刊行した本の紹介です。
『悼 私の見た東日本大震災』
写真と文◎森田伸治
仕様◎B4判変型 オールカラー128ページ
“「悼」という漢字は、「いたむ」とも、「かなしむ」とも読むそうです。”あとがきより。あの日を忘れないために。阪神淡路大震災を被災した、兵庫で写真館を営む著者がカメラに収めた、2011年の東北の姿。
『夏生る』
著◎飛田園美
仕様◎四六判 224ページ
箱根在住著者の第一句集。月別で振り分けた、12か月387句。「炎環」主宰・石寒太氏の別刷栞を付録しています。カバーを飾る印象的な画は、画家だった著者の父が描いた若き日の習作です。
『聖書英語なぞるだけ』
著◎宮崎伸治
仕様◎B5判 114ページ
商業出版で流れた企画を自費で刊行した著者自らが売り歩く、入魂の英語ドリル。著者は多言語学習(7か国語!)をライフワークとする翻訳家。「狭き門より入れ」を地で行く一冊です。
『私の東海道五十三次』
著◎嶋田喜行
仕様◎四六判上製 328ページ
「50才の誕生日を機に」歩き始めた街道歩き。傘寿を迎えた著者がしみじみと思い出す、移り変わる風景。かつて好評を博した業界誌連載を、30年の時を経て書籍化。
『グランドシニアの独り言』
著◎小林昌彦
仕様◎四六判 202ページ
米寿を迎えた元アナウンサーの著者は、「後期高齢者」ではなく「グランドシニア」と呼ぶようにと明るく提唱します。2021年8月から1年間、FMヨコハマで放送された「グランドシニアサロン」、番組の最後を飾った口述コラムを書籍化。
『父の戦争』
編◎以南靖宏
仕様◎四六判 82ページ
戦争に二度出征した、大正生まれの父が遺した多くの写真。「もしかしたら父はスパイだったかもしれない…」。謎めいた写真も含めて、一冊にまとめられた写真集。編者はそのご子息。ご子息が写真集を手に、父の戦友を探す姿は中国新聞でも大きく取り上げられました。
『零落する軍隊での十箇月』
著◎黒﨑浩二
仕様◎四六判 212ページ
著者は97歳(刊行時)。少しずつ書きとめた戦争体験に、自ら描いた精緻なイラストを添えて、20年越しの刊行となりました。現在では数少なくなった戦争体験者による、戦後77年、戦争の記録です。
『かるたの夢を 疎開っ子の十年』
著◎木下陸子
仕様◎四六判 282ページ
終戦直後、昭和20年代の思い出を綴った、昭和60年刊行の書籍が令和の現代に復刊されました。家族全員で百人一首に興じる生き生きとした描写は、その時代を知らない読者さえ懐かしくさせてくれます。水道橋のかるた専門店(奥野かるた店)でも好評販売中です。
※著者の了解をいただいて掲載しています。
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